でこぼこ(叢生・八重歯)の症例

でこぼこ(叢生・八重歯)

歯並びが重なり合ってでこぼこに歯が並んでいる状態です。あごの大きさと歯の大きさのアンバランスが主な原因で、次に生えてくる永久歯のすき間が足りないためにでこぼこに並んでしまうのです。また、乳歯は永久歯が生えてくるまで場所を確保してくれており、むし歯で早期に抜けてしまうと、永久歯のすき間を失ってしまうこともあります。
叢生の放置は、歯ブラシも届きにくいため、虫歯や歯周病になるリスクも高くなってきます。子供の場合、小学校低学年で前歯4本が生え換わってくるので、この時期に永久歯の生えるスペースを確保できているかを見極めることが重要です。
早い時期に相談・診査を行うことで、将来的に歯の本数を減らすことなく、矯正治療が行える可能性も大きくなります。

でこぼこ(叢生・八重歯)の症例

でこぼこ(叢生・八重歯)の症例

永久歯列期(Ⅱ期)の治療症例
初診時年齢19歳の男性。上下の歯並びのでこぼこが気になり来院
上下顎ともに、でこぼこの度合いが大きいため、上顎は歯列から2本が完全に舌側に離脱し、下顎の歯列も大きく歪んでおります。叢生や歯列のゆがみを改善するために必要なスペースを確保するため、上下顎で4本の小臼歯を抜歯し、本格矯正治療(Ⅱ期治療:永久歯列期の矯正治療)を開始しました。治療後は、歯列の歪みや叢生は改善され、安定した咬み合わせになりました。
使用装置:マルチブラケット装置(上下顎)
治療費の目安:約81万円(税別)
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。
動的治療期間:2年2か月
副作用・リスク:歯根吸収、口腔内清掃不良による虫歯や歯肉炎のリスクを伴います。

でこぼこ(叢生・八重歯)の症例

永久歯列期(Ⅱ期)の治療症例
初診時年齢17歳の女性。上下の歯並びが気になり来院。
下顎前歯に重度のでこぼこがあり、上下左右の側切歯は完全に内側にあります。顎骨の大きさに対し、すべての歯が並びきれず歯列のバランスが悪いため、叢生改善に必要なスペースをつくるため、上下顎で4本の小臼歯を抜歯し、本格矯正治療(Ⅱ期治療:永久歯列期の矯正治療)を開始しました。治療後、前歯部の叢生は改善され、安定した咬み合わせになりました。
使用装置:マルチブラケット装置(上下顎)
治療費の目安:約85万円(税別)
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。
動的治療期間:2年8か月
副作用・リスク:歯根吸収、口腔内清掃不良による虫歯や歯肉炎のリスクを伴います。

裏側矯正コンビネーション症例

コンビネーション裏側矯正により治療した症例
初診時年齢21歳の女性。前歯のでこぼこが気になり来院。
あごの大きさに対して歯が大きく、歯列のバランスが悪いため前歯部がでこぼこ(叢生)しています。唇を閉じた時の、口元の位置は問題ありません。
治療方針として、患者さんは非抜歯を希望されていましたが、非抜歯で無理に歯列を広げて前歯を並べると前歯が外側に大きく傾いて治療後の安定にも影響します。また、唇が閉じにくくなり口元が突出してしまいます。そこで、でこぼこの改善に必要なスペースを確保するため、上下顎で4本の小臼歯を抜歯し、本格矯正治療(Ⅱ期治療:永久歯列の矯正治療)を行いました。治療後、でこぼこは改善され、口元への影響もなく咬み合わせも良くなりました。
使用装置:コンビネーション裏側矯正
治療費の目安:約101万円(税別)
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。
動的治療期間:2年0か月
副作用・リスク:歯根吸収、口腔内清掃不良による虫歯や歯肉炎のリスクを伴います。

人はそれぞれ顔の形や骨格が違います。そのため、いつ頃どのように矯正したらよいのかも、人によっても様々です。上記の症例は、院長が過去に行った治療症例の一部です。症状が似ていても、骨格や年齢、口腔習癖の有無、お口の状態等によって治療期間や方法は異なりますので詳しくは当院までご相談(無料)ください。

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